日本人のパスポート保有率は2024年で17.5%とかなり低いようですが、日本のパスポートは海外在住の日本人には必須ですよね。
2023年3月からはオンラインでのパスポートの申請も可能になりましたが、まだ試したことがない方も多いかもしれません。しかし、オンラインで申請できれば便利なので、試してみたいという海外在住の日本人も多いのではないでしょうか。
でも、いざオンライン申請をしようと思うと、どこから手を付けていいかわからないということもあるかもしれません。
そこでドイツ在住の私が実際申請してみて感じた、パスポートをオンラインで申請する前に知っておきたかったポイントについてお伝えします。
海外在住者がオンラインでパスポートを申請する際のしくみ
新しいシステムは試してみないと全体が良くわからないですよね。実際の申請手続きはこんな感じでした。
- ステップ1パスポート申請(海外在留邦人用)アプリをインストールします。
これはお住まいの国のApp StoreやGoogle Playからインストール可能だと思います。私はドイツのApp Storeからインストールしました。
このアプリについては別記事がありますので、参考にしてください。
- ステップ2オンライン在留届のページから申請を開始します。
ブラウザでオンライン在留届のページからパスポート申請の手続きを始め、手順に沿って進めていくとアプリが開き、アプリでの登録が終わるとまたブラウザに戻って最終的に申請を提出する。
ブラウザとアプリを行き来するので知らないと少し複雑ですね。
オンライン在留届は私が登録したけど、子供の場合どうすればいいの?
ご家族でしたらご両親のどちらかが筆頭者としてオンライン在留届を登録していると思います。
オンライン在留届のページにログインできるのは筆頭者だけだとしたら、筆頭者以外の配偶者や子供はどうすればいいのでしょうか?
私はこの点が不安でなかなかオンライン申請に乗り出せなかったのですが、結論をいうと問題ありませんでした。
在留届の筆頭者以外の配偶者や子供のオンライン申請の手順は下記の通りです。
- ステップ1筆頭者がブラウザでオンライン在留届のページから「パスポート・証明の申請を行う」のボタンをクリック
- ステップ2オンライン在留届の利用者ID(メールアドレス)とパスワードを入力、ログイン
- ステップ3メールで届いたワンタイムパスワードを入力して「認証」を押します。
- ステップ4「同居家族のパスポートの申請」をクリック
- ステップ5該当者を選択
- ステップ6自分でパスワードを4桁の数字で作ります。同じ数字が連なってたりすると受け付けられません。
- ステップ7オンライン在留届で登録しているメールアドレスにリンクが届きます
- ステップ8このメールを申請者本人に送り、メールのリンクを開きます。未成年の場合はそのまま続けて法定代理人のデータを後で入力する形になります。
- ステップ9メールアプリでメールを開いている場合はリンクをコピーするか長押ししてブラウザでリンク先を開いた方がやりやすいです。
- ステップ10ステップ6で決めた4桁の数字を本人に伝えて入力します。
- ステップ11選択された人物のパスポート申請画面になります。
筆頭者のワンタイムパスワードは自動で生成されますが、筆頭者以外の配偶者や子供のワンタイムパスワードは筆頭者が自分で4桁の数字で作ります。
準備するものって何?気を付けるポイントは?
オンライン在留届の登録とパスポート申請(海外在留邦人用)アプリのインストールはわかったけど、他に必要なものはなんでしょうか?
私が用意したもの
- スマホ
- 現在のパスポート
- 滞在許可カード
- 白い紙に署名
私の場合は切替発給申請なので、必要書類は少ないです。
それぞれ必要になる書類は異なると思いますが、全員1.2.4は必要です。
顔写真の影に注意
アプリの顔写真撮影登録で「撮影を始める」を選択して、自分の写真を撮ります。
ただし、パスポートの写真には影が入ってはならず、その場で写真を撮る場合は照明に気を付けた方がいいです。端末に保存した写真もアップロードできるので、証明写真があればそちらを使った方が無難です。
サイズはアプリで日本パスポート用にサイズを合わせたものをアップロードしたら、大きくなりすぎてしまったので、若干小さめのものを用意してアップロード後に調整した方がいいと思います。
署名の大きさは?
こちらもアプリで「所持人自署撮影・登録」できますが、まあまあアップで撮れるので、A4いっぱいに署名とかでなく、気持ち大きいくらいのサイズでいいと思います。
滞在証明書類
ドイツでの滞在許可証か、出生によりドイツまたはほかのEU国籍を持つ人はその国のパスポートか身分証明書のアップロードが必要でした。
事前にとったものをアップロードもできます。
滞在許可証は両面ともアップロードが必要で、表面を一度アップロードしたら元の画面に戻り、もう一度「滞在許可」を選択し裏面をアップロードしました。
確か申請者が未成年の場合には代理申請人の身分証明書のアップロードが必要だったと思います。
別名併記や非ヘボン式ローマ字表記も問題ない?
入力を最後までして、別名併記や非ヘボン式ローマ字を申請する箇所が無かったことに気が付きました。一応「券面情報の氏名」っていう欄はあったけれど、それはICチップで読み込まれたものが固定表示されて変更できませんでした。
非ヘボン式ローマ字だったら、たぶんICチップに入っているから問題なく読み込まれるのかもしれません。
別名の併記部分はICチップにないので、読み込まれず、結局どうすれば良いのかわからなかったので、管轄の在外公館へ連絡して問い合わせしました。
最終的には一番下の通信欄に現在のパスポート同様、別名表記を希望していることと、外国人の父親も日本のパスポート申請に同意していることも記載して提出しました。
追記欄の件は、管轄の大使館・領事館によって対応が変わる可能性があるので、直接問い合わせしてみてください。
まとめ
海外在住者のオンラインでのパスポート申請は、仕組みが分かっていれば難しくありません。
オンライン在留届の筆頭者以外の家族も、オンライン在留届に個別に新規にアカウントを作ることなく、オンラインでパスポートの申請ができます。
別名併記や非ヘボン式の名前については注意が必要です。管轄の在外公館に直接問い合わせをしてください。
申請内容の修正や追加資料が必要だった場合には管轄の在外公館から連絡があります。
2025年3月24日からはパスポートの国内集中作成が開始され、申請してから交付まで必要な日数が増加します。これからは更に、パスポートの期限が切れる前に余裕をもって更新しなければいけませんね。
管轄の領事館は窓口では現金払いのみなので、支払いはクレジットカード払いにしました。オンライン決済は事前登録して、実際にパスポートを受け取った時に決済されます。
窓口だとユーロ建て、オンライン決済だと日本円建てでの請求です。為替レートが安定してないと結構差がでますね。
実際に大使館や領事館に行く時間が取れなくても、オンラインならいつでも申請が可能です。ぜひ試してみてくださいね。
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