ロンドンの地下鉄駅にはミュージカルや舞台のポスターがたくさん貼られていますよね。せっかくロンドンに来たんだから、ミュージカルや舞台を見てみたいって思う方も多いのではないでしょうか。
中でも、ストーリーの舞台がイギリスのハリーポッターの舞台が公演中なら、せっかくだからロンドンで観劇したいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、2025年4月にロンドンで実際にハリーポッターの舞台を見た私の体験談やチケット購入方法、事前に知っておくと良い情報についてご紹介します。
ロンドンのハリーポッター舞台 基本情報
ミュージカルではありません
ロンドンでは多くのミュージカルが公演されており、ミュージカル好きには楽しい街です。
冒頭でも触れた地下鉄駅でのポスターも多くのミュージカルの広告があり、その中にハリーポッターの舞台のポスターも貼られています。
そこで勘違いしがちなのですが、ハリーポッターの舞台はミュージカルではありません。トレーラーの動画を見てもよくわからないかもしれませんが、歌や踊りなどはありません。
ストレートプレイの舞台ですが、魔法の世界を表現するために特殊効果がたくさん出てきてそれがとても楽しいです。
2部構成の舞台
ロンドンで公演されているハリーポッターの舞台は2部構成です。1部は約2時間半、2部も約2時間半あり、1部だけとか2部だけ見ても内容をあまり理解できません。できれば両方のパートを同日に観ることをおすすめします。
そのため、ロンドンでの滞在期間の中で半日以上は舞台観劇に時間を割く必要があります。
あなたがもし、ロンドンでハリーポッターの舞台を観劇したいと考えているなら、この点を踏まえて旅行の計画を立てる必要があります。
チケット購入方法
個人で手配する場合、まず確認するのはやはり公式のウェブサイトです。

- Book Nowをタップ
- Select Partsで“BOTH CONSECUTIVELY(1部2部連続で購入)““BOTH ON DIFFERENT DAYS(1部2部両方を別日で購入)““PART ONE ONLY(1部のみ購入)““PART TWO ONLY(2部のみ購入)“を選択することが可能です。
- HOW MANY SEATS?でチケット枚数を選択
- ご希望の日付・時間をカレンダーの中から選んでタップすると座席表が表示されます。
座席は一階席が“Stalls“2階席が“Dress Circle“3階席が“Grand Circle“4階席が“Balcony“です。
私はロンドンに着いてから舞台が見たくなり、チケットを購入したので、購入日から2日後の公演だったため、シートの選択肢が少なかったですが、購入は可能でした。
ただし、3席並びで残っているシートの2席ぶんだけ購入しようとすると、1席だけ残す形になる購入は不可とエラーが出て希望の席が購入できませんでした。
そこで、ミュージカル「マンマ・ミア」のチケットを購入したときにも使った「Today Tix」というアプリを使用しました。
このアプリを使用すると同じ席でも公式より一人6ポンド高くなりましたが、公式のような縛りはなく、希望のシートを2席購入することが可能でした。
もしあなたが公式ウェブサイトでのチケットを購入ができなくて困っている場合にはぜひこの方法を試してみてくださいね。
公演劇場 体験談
劇場の場所
ロンドンのハリーポッターの舞台の公演は「宮殿劇場 (Palace Theatre)」で行われています。

手荷物検査
私は2025年4月のロンドン滞在中、合計4つの劇場へ行きましたが、この劇場がその中でも一番手荷物検査が厳しかったです。
他の劇場ではカバンを開けて中身を見せるだけでしたが、この劇場ではそれに加えて空港で使用されているような金属探知機の棒も使用されていました。
この劇場ではなかったですが、他の劇場の手荷物検査ではお土産で買ったジャムのようなものも手荷物検査で問題になっているのを見かけました。食べ物の持ち込みには特に注意しましょう。私たちは水筒や小さいペットボトルをバックに入れていましたが、それは特に何もいわれませんでした。
座席について
私は公演2日前でも残っているシートの中でお手頃な値段でしかも一列目が空いていたので、少し遠いけれどバルコニー(日本でいう4階席)をとりました。1部2部合計で一人50ポンドでした。
4階でも1列目なので遠さはそんなに感じなかったのですが、問題はこれ。

普通に席に座るとライトの棒(?)と柵がめちゃくちゃ邪魔します。常に前のめりか、棒と棒の間から舞台を見るということになりました。
前のめりになった視界がこれ↓です。

一列目がみんなそんな状態なので、連鎖的に後ろの席の人も舞台を観辛かったと思います。チケットが安くてもバルコニー席はお勧めしません。
また、バルコニー席のせいかもしれませんが、前の座席までの足のスペースやシート幅も他の劇場よりも狭かったです。
トイレについて
劇場のトイレといえば、日本では女性トイレは常に列に並ばないといけないイメージがありますが、今回訪れたロンドンの劇場に限って言えば、劇場によってずいぶん差があるイメージです。
この劇場はバルコニー席全体に対して女性トイレの個室が4つしかなく、休憩のたびに女性トイレには列ができていました。トイレは並ぶものと思って行動した方がいいです。
客層について
ミュージカルもその公演によって客層はそれぞれ異なりましたが、ハリーポッターの舞台に関しては、ストレートプレイなこともあってか周りの観客はイギリス人がかなり多かったです。家族連れもいましたが、長丁場なこともあり、それほど小さい子供はいませんでした。
2部構成スケジュールについて
前述したように公演は2部構成です。2025年4月に私が観劇した際の1部の公演は14時から始まり、1回休憩を挟んで約16時半に終了、2部の公演は19時から始まり、同様に1回休憩を挟んで約21時半に終了しました。
水曜日、金曜日、土曜日は第1部が14時から第2部は19時から予定されています。
日曜日は第1部が13時、第2部が18時で予定されています。
夕食は1部公演が終了してから2部公演が始まるまでの時間に済ませることをおすすめします。
ハリーポッターシリーズに詳しくなくても舞台を楽しむ方法
ハリーポッターのロケ地巡りにハリーポッターの舞台にと今回のイギリス旅行ではだいぶハリーポッターまみれになった私ですが、実は映画は3作目までしか見ていません。
ハリーポッター好きの娘と一緒に旅行へ行ったため、このような旅程にしたのですが、3作目までしか見てない私でもロケ地は雰囲気があり、だいぶ楽しめました。
ただ、舞台に関して言えば、せめて4作目までは見ておくべきだったなと思います。というのも、この舞台はハリーポッターの息子とライバルであったドラコマルフォイの息子がタイムスリップをするという話なのですが、この舞台の話のキーパーソンとなる人と出来事が映画の4作目にでてくるからです。
もちろん、映画を全作見ていた方がもっとずっと楽しめると思いますが、もし時間が無くてそんなには見れないということであれば、せめて4作目の「ハリーポッターと炎のゴブレット」までは見てから舞台を観ると、理解が深まり楽しめると思います。
まとめ
ハリーポッターの舞台はストーリーも作りこまれており、特殊効果も本当に魔法のように使われていてとても楽しかったです。
合計約5時間と長丁場なので、途中で中だるみしてしまうのではないかと思っていましたが、そんなこともなく、最初から最後までハリーポッターの世界にどっぷりと浸かれます。
もしあなたがハリーポッターの舞台に興味があるようでしたら、ロンドンに行った際にはぜひ劇場へ行ってみてくださいね。

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