これまでボドリアン図書館、ニューカレッジと、オックスフォードの町にあるハリーポッターの映画で使われたロケ地についてご紹介しましたが、3回目の今回はクライストチャーチ(Christ Church)についてご紹介します。


クライストチャーチにはハリーポッターの映画でも印象的な場面で使用されている階段やモデルになった食堂があります。
あまりハリーポッターを知らないという方でも、特に食堂の場面はご存じの方も多いのではないでしょうか。
2025年4月に私が実際、クライストチャーチを見学した際の体験やチケット購入方法についてご紹介します!
チケット購入方法と時期
クライストチャーチを見学する方法はツアーの参加と個人でオーディオガイドを借りて見学、またはイベントに参加の3種類があります。
ここでは参加する方が多いツアーとオーディオツアーについてご紹介しますね。
ツアー
ツアーは英語のみで40分と60分のツアーがあります。
ツアーは11歳以上対象で、また18歳未満のお子さんは料金を払った大人の同伴が必要です。
オーディオガイドツアー
オーディオガイドは日本語を含む12か国語の多言語対応です。
18歳以上の大人が同伴する5歳未満のお子さんは、無料です。
料金は大人料金、65歳以上のシニア料金、学生料金、5歳から17歳までの子供料金に分けられています。
こちらも料金は変動するので、公式ページでご確認ください。
リンク先のページ真ん中あたりにある“BOOK TICKETS“をタップすると予約画面に移ります。
チケットはクライストチャーチを訪れる日の前の週の金曜日午前10時ごろからオンラインで発売されます。
アカウントを作れば、訪問予定時間2時間前までスケジュールを無料で変更することが可能です。
アカウントを作らない場合でも変更は可能ですが、変更料金がかかります。
ボードリアン図書館のオンラインチケットほどは早く売り切れないですが、日程や時間によってグレイトホールが見学できない時間、大聖堂が見学できない時間などの制限があります。
見学を希望するポイントすべてが見学できるスポットを予約できるよう、前の週の金曜日になったら購入を忘れないようにしましょう。
クライストチャーチまでの行き方
クライストチャーチはボドリアン図書館、ニューカレッジとは少し離れたところにあります。
とは言っても、オックスフォードの見どころは徒歩圏内に集まっているので、オックスフォード市内に着いたら主要なスポットを巡るのに観光のためにバスや電車に乗る必要がありません。
ボードリアン図書館からクライストチャーチも徒歩約9分です。
クライストチャーチの入り口からアリスショップ(Alice’s Shop)はすぐ近くなので、興味がある方はそちらもぜひのぞいてみてください。

昔はお菓子を売っていたお店で、「鏡の国のアリス」で羊の店として登場しています。
オーディオガイドの受取場所はここ
オーディオガイドツアーの場合、予約時間の10分前までにオーディオガイドの受け取り場所に到着する必要があります。
オーディオガイドの受け取り場所は、門を入ったら見える右側の建物、ショップに併設されています。


私たちが行ったときはイースター休みだったこともあり、結構人が並んでいました。受取に5分程度待ったので、時間に余裕を持って受取にいくことをおすすめします。
受け取りの際には事前にメールで受け取っていたQRコードを提示しました。
また、その場で当日チケットを購入する人も同じ列に並んでいました。
オーディオガイドを受け取った後は、門から入ったら左側に見える建物から入ります。

ここでもQRコードの提示が必要です。
ちなみに、オーディオガイド受取場所のショップの裏側には無料のトイレもあったので、近くでトイレに行きたくなったら、ここまできても良いですね。
クライストチャーチ見どころ
オックスフォードといえば大学で有名な町と思い浮かべる方が多いと思います。
例えば、東京大学のようにオックスフォード大学という大学があるのだろうとなんとなく考えていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、オックスフォードの町のどこを探してもオックスフォード大学と書かれた門をみつけることはできません。
オックスフォードは38のカレッジで構成されており、学生はどこか一つのカレッジに所属しています。
クライストチャーチもその中の一つです。
オーディオガイドではクライストチャーチの歴史や現在の学生の生活など、映像も交えながらかなり詳しく説明してくれます。
興味がある方はもちろん全部聞くと良いですが、時間があまりないという方もオーディオガイドの順路に沿って行けば、取りこぼすことなくすべて見学できます。
階段
冒頭でも述べた通り、ハリーポッターの映画で使用された階段は見どころの一つで、多くの人が立ち止まって見学していました。
シリーズ1作目の「ハリーポッターと賢者の石」でマクゴナガル先生が新入生を出迎えた場所です。
また、シリーズ2作目の「ハリーポッターと秘密の部屋」でもハリー達が学校に遅れて着いた場面でも使用されています。
映画ではなかった階段中央の白い線が少し残念でしたが、これが大学の食堂へ行く階段と考えるとすごいことですよね。

グレートホール
また、もう一つの見どころはこの階段を上って、ドアの向こうの部屋を一つ通り越したところにあるグレートホール(The Great Hall)です。
この食堂をモデルとして映画でのホグワーツの食堂がデザインされたそうで、世界観にひきこまれます。
ここは実際に学食として使用されているので、学生が食事中は見学することができません。
チケットを取る際にも注意書きがされていますので、時間帯に注意してくださいね。


また、不思議の国のアリスの著者、ルイス・キャロルの出身校でもあるクライストチャーチの食堂には不思議の国のアリスにちなんだステンドグラスや、お話しの中にでてくるキャラクターのモデルなどがあります。
そちらも注目してみてください。


また、イースターや夏休みの学生の休暇中には、観光客が寮に泊まることができますが、その宿泊者はこの食堂で朝食をとることも可能です。
寮に泊まれるのは18歳以上の大人だけですが、あなたやあなたと一緒に旅行している人が全員成人でしたら、寮に泊まってみるのも楽しいかもしれません。
予約は公式ページからできます。
予約の際には朝食付きプランを選ばないと後で朝食の追加はできません!
また、クライストチャーチの廊下も、シリーズ1作目の「ハリーポッターと賢者の石」でハーマイオニーがクィディッチのトロフィーを見せる場面で使われています。
まとめ
クライストチャーチはオックスフォードの中でも人気のスポットで、イースター休みなのもあり、観光客がかなりいました。
ですが、人気なのも納得の素晴らしい建物でした。
今までご紹介したオックスフォードの3か所のハリーポッター映画のロケ地ですが、きちんとスケジュール調整すれば、ロンドンからでも日帰りでも全部見て回ることが可能です。
せっかくロンドンまで旅行に来たのなら、少し足を延ばしてオックスフォードまで小旅行してみてはいかがでしょうか。
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